スキンシップとマッサージでイライラを減らそう

皮膚が心を持っていた!?
そんな表紙が気になり、この本を読んでみました。
イライラしている感情をぽいっと捨てるイラぽいは、
アロマを使ってマッサージをすることもお伝えしているので
とても共感できる内容でした。

私がとても共感した内容はこちら🔻
一つ一つ、イラぽいとの関係性について書いていこうと思います。

①皮膚は第二の脳
理由：
受精卵から胎児になるまでに細胞分裂し、
のちに脳と皮膚になる細胞は同じお部屋で育ったから。

②皮膚のあるポイントを触れる・圧迫することでリラックスできる
理由：
・触覚の受容器である、C触覚繊維を刺激することで
リラックス・心地よい感情が作られる
・皮膚にある、パチン（パチニ）小体を圧迫すると副交感神経という
眠る時に優位になるホルモンが分泌されリラックスできる

③タッチ・スキンシップをすることで、幸せホルモンであるオキシトシンが分泌される

④虐待を受けていた、母とのスキンシップが少ない子供は、オキシトシンの細胞が増えず、
オキシトシンが分泌されていても量が少ない

⑤冷たい手・急に肌に触れると、緊張し交感神経の働きが高まる・ネガティブになる

皮膚は第二の脳

受精卵の頃に、３つの部屋（外胚芽・中胚芽・内胚芽）に分かれていて、そこから分核されていき胎児の形になっていきますよね。
脳と皮膚が、この外胚芽のお部屋にいました。だから、脳と皮膚の細胞の原点は一緒！と言うことです。
だから、皮膚は触覚や痛覚があり、冷感・温感などの感覚を脳に送ることができるんですね♪

心地よい風に触れた時、幸せを感じるのは、このせいなんでしょう。山や海に行って、心地よい風を感じた時、イライラしていますか？
しないですよね( ＾∀＾)

皮膚のあるポイントを触れる・圧迫することでリラックスできる

C触覚繊維というのは、触覚の受容器で、毛の生えているところに存在するそうです。顔や腕（前腕）にあるんですって。
C触覚繊維は、「心地よい」という「快」の情動を作り出し、眠っている時に活発になる、副交感神経の働きを引き出して、リラックスできるそうです。

イライラして、興奮しているときは反対に「交感神経」が活発になります。
触り方にはコツがあって、１秒間に５cmほどの速度で少し圧をかけながらさすると良いようです。

また、毛の近くにパチニ小体というのがあるのですが、そのパチニ小体を圧迫すると副交感神経の働きを引き出すようです。
もともと、パチニ小体は圧の変化や振動などに反応する受容器です。圧や振動に反応して、副交感神経の働きを高めるのです。

赤ちゃんをおんぶしていると、振動やトントンという振動に反応して眠ってしまうことからも、イメージしやすいですね。

この２つの原理を使うと、イライラと怒っているとき、感情的になっている場合は、顔や前腕（肘から手のひらに向かって）を
さすると効果的なんですね！

タッチ・スキンシップをすることで、幸せホルモンであるオキシトシンが分泌される

このタッチやスキンシップは、とっても簡単♪手を握ったり、軽く肩を触ったり。

また、会話や目線を合わせるだけでも、相手を想った態度で行動すれば、オキシトシンは分泌されるそうです。
プレゼントを選んだり、ボランティア活動をしたりすることでも、オキシトシンは分泌されます。

美味しいものを食べたりすることでもオキシトシンは分泌されるので、
頑張った自分に、ご褒美を定期的に与えてあげることは超簡単なイラぽい行動と言えます。

少しステップアップするのであれば、夜眠る前、自分にボディークリームを塗って
「今日も1日立ち仕事、お疲れ様。明日もよろしくね。」と軽くマッサージするのもオススメです。

私の場合は、気分が落ち着くアロマや、気持ちを安定させる（グラウンディング）のアロマを使って
セルフマッサージをしています。

息子にもほぼ毎日やっていますが、とってもリラックスできています。
そして、息子にアロマトリートメントをしている私も幸せな気分になります。
オキシトシンの分泌、ハンパないでしょうね（笑）

虐待を受けていた、母とのスキンシップが少ない子供は、オキシトシンの細胞が増えず、
オキシトシンが分泌されていても量が少ない

オキシトシンは、幸せホルモンなので、愛情を注がれていない・スキンシップが少なかった子供は
オキシトシンの基礎的な分泌量が少ないのは想像できます。

もしあなたが、もともとオキシトシンの分泌が少ないのかな？と感じていたら
「イライラしやすい」「マイナス思考になりやすい」ということを覚えておけば良いと思います。

また、子供に愛情がしっかり注げなかった。と思っているママの場合は、
これからでも遅くありません。オキシトシンが分泌されない人は、この世に一人もいないのですから。

一番大切なことは、普段からオキシトシンが分泌される行動を生活に取り入れること。
自分を、いたわってあげること。それが一番大切だと、私は思います。

冷たい手・急に肌に触れると、緊張し交感神経の働きが高まる・ネガティブになる

これは注意しなくてはいけませんね！緊張すると、とにかく良いことはありません。
暑い夏に「ほら、私の手、気持ちいいよ〜」と言って触るのは場が和みますけどね♪

子供さんに触れるとき、ご主人に触れるときは、なるべく手を温めてタッチすることを心がけると
喧嘩にならずにすみますよ。

あれやこれやと書きましたが、
スキンシップとマッサージでイライラやモヤモヤが減るなら最高ですよね♪

この本には、肌セラピーとして、セルフマッサージの方法やペアマッサージの方法が掲載されていました。
とっても簡単でわかりやすい絵が載っていましたので、興味のある方は是非♪
本があまり得意ではない私にも、とっても読みやすい本でした。

この本を読んで肌セラピーを実行したら、今よりきっと幸せな気持ちになれると思います♪
とっても素敵な本でした

「脳からストレスが消える肌セラピー」 山口 創 青春出版社